カップルの同棲賃貸家賃相場は?収入別の目安と無理のない物件選びのコツ

康造太田の為になる話!

太田 康造

筆者 太田 康造

不動産キャリア15年

親切・丁寧・早い・安い・うまい!


これから同棲を始めるカップルにとって、毎月の家賃をいくらにするかは、とても大きなテーマです。
なんとなくの相場感で決めてしまうと、いざ生活が始まってから家計が苦しくなったり、思ったより自由に使えるお金が少なくなったりします。
だからこそ、賃貸の家賃相場や収入別の目安を知ったうえで、2人にとって無理のないラインを知ることが大切です。
本記事では、同棲カップルの家賃目安や、生活費・初期費用まで含めたトータルの考え方を、順を追ってわかりやすく解説します。
読み進めながら、自分たちに合った予算感と、納得して選べる同棲の家選びのポイントを整理していきましょう。

同棲カップルの家賃相場と収入別の目安

同棲カップル向けの賃貸は、専有面積が約30〜50㎡程度の1LDKや2K、2DKが主な選択肢になります。
不動産情報サービス各社の募集家賃動向を見ると、この面積帯の家賃水準は、単身向けの小さな間取りより高く、家族向けの広い住戸よりは低い中間的な位置づけです。
また全国主要都市の平均家賃は年々緩やかに上昇しており、間取りが広いほど上昇幅が大きい傾向があります。
そのため同じカップル向けでも、1LDKより2DK、2DKより2LDKの方が、家賃負担は重くなりやすいです。

家賃負担を考える際は、世帯年収に対する住居費の割合を把握しておくことが大切です。
政府の住宅統計や内閣府の分析では、民間賃貸に住む世帯の家賃負担は、世帯年収に対しておおむね20〜30%の範囲に収まるケースが多いとされています。
特に年収が低い層ほど家賃負担率が高くなる傾向があり、年収200〜300万円の世帯では25〜30%前後に達するという結果も示されています。
同棲カップルが無理なく暮らすには、世帯の手取り収入に対する家賃を、おおよそ1/4〜1/3に抑えることを一つの目安とするとよいでしょう。

具体的な家賃目安を出すためには、まず2人分の手取り月収を合計し、その金額に家賃負担率を掛けて上限額を計算します。
例えば手取り合計が月25万円なら、家賃は6〜8万円台まで、30万円なら7〜10万円台までといった範囲が、おおよその目安です。
このとき、貯蓄や将来の出費に備えたい場合は負担率を低めに設定し、反対に短期間だけ住む想定であれば多少高めの負担率を許容するなど、2人の方針に応じて調整します。
こうして算出した上限家賃の中で、1LDKにするか2K・2DKにするかを検討していくと、無理のない予算内で間取りを選びやすくなります。

手取り月収合計 家賃目安 想定しやすい間取り
約20〜25万円 約5〜7万円台 1LDKまたは2K
約25〜30万円 約6〜9万円台 1LDKまたは2DK
約30〜35万円 約7〜10万円台 1LDKまたは2LDK

同棲の賃貸でかかるトータル費用と初期費用の考え方

同棲を始めると、家賃以外にも毎月さまざまな支出が発生します。
例えば、共益費や管理費、電気・ガス・水道などの光熱費、通信費、食費や日用品費などです。
総務省統計局「家計調査」では、2人以上世帯の消費支出のうち、住居費以外にも食費や光熱・水道、通信などの割合が大きいことが示されています。
同棲カップルの場合も、この構成を参考にしながら、自分たちの生活スタイルに合わせて毎月の生活費を試算しておくことが大切です。

具体的には、光熱・水道は季節変動がありますが、2人暮らしの場合で月平均おおよそ1万円台後半から2万円台前半になるケースが多いとされています。
通信費は、固定回線とスマートフォン料金を合わせて2人で2万円前後になることが一般的です。
食費については、自炊中心か外食中心かによって大きく変わりますが、2人分で月4万円台から6万円台を目安に考える方が多い傾向があります。
これらを合計すると、家賃とは別に、毎月少なくとも8万円前後の生活費が必要になる可能性があるため、家賃設定の前提として押さえておくことが重要です。

賃貸契約の初期費用としては、一般的に敷金・礼金・仲介手数料・前家賃・火災保険料などが必要になります。
国土交通省の調査や大手不動産ポータルサイトの傾向では、これらを合計した初期費用は、多くの場合で家賃の4〜6か月分程度となる事例が多いとされています。
加えて、同棲スタート時には、ベッドやソファ、ダイニングセット、冷蔵庫や洗濯機、電子レンジなどの家具家電の購入費がかかり、すべて新規でそろえると数十万円規模になることもあります。
そのため、家賃だけでなく「初期費用+家具家電費」を合算したトータル額を把握したうえで、無理のない予算配分を検討することが大切です。

費用の種類 概算の水準 確認のポイント
毎月の生活費 家賃以外で約8万円前後 光熱費や食費の見込み
賃貸の初期費用 家賃の4〜6か月分程度 敷金礼金や仲介手数料
家具家電の購入費 数十万円規模の支出 必要な物と優先順位

同棲を始める際は、まず手元の貯金額から、初期費用と家具家電費に充てられる金額を差し引き、残る生活予備資金を確認することが重要です。
そのうえで、少なくとも数か月分の生活費と家賃を貯金として確保できるかどうかを基準に、安全な家賃ラインを考えると安心です。
例えば、家賃の目安を手取り収入の約1/4〜1/3に抑えつつ、初期費用と当面の生活費を合わせても貯金が尽きない水準であれば、家計への負担は比較的小さくなります。
このように、同棲スタート時の合計費用を整理し、貯金額から逆算して家賃を決めることで、無理のない同棲生活を送りやすくなります。

同棲カップルが家賃目安を決めるときのチェックポイント

同棲の家賃目安を決めるときは、毎月の負担だけでなく、将来の収入や生活スタイルの変化まで見据えて考えることが大切です。
国土交通省や総務省の統計では、若い世帯ほど住居費の負担割合が高くなりやすい傾向が示されており、同棲カップルも慎重な家賃設定が重要といえます。
そのため、現在の手取り収入だけを基準に上限ぎりぎりの家賃にするのではなく、転職や勤務形態の変更、結婚や出産の可能性など、中長期のライフプランを前提に余裕を持った金額を決めることが安心につながります。
まずは今後数年間の働き方と収入見込みをすり合わせ、その範囲内で無理のない家賃ラインを共有しておくと良いです。

具体的な条件面では、駅までの距離や築年数、設備、広さなど、家賃に影響しやすい要素を整理して優先順位を付けることが役立ちます。
アットホームの家賃動向データでは、同じような広さでも駅からの距離や築年数によって募集家賃が変わる傾向が見られ、何を重視するかで必要な予算も変わってきます。
そこで、通勤時間を短くしたいのか、室内の広さを確保したいのか、設備の新しさを重視するのかなどを話し合い、「絶対に譲れない条件」と「状況次第で妥協できる条件」に分けておくと検討がしやすくなります。
条件を紙に書き出して整理すると、家賃を抑えたいときにどこを削るべきか判断しやすくなります。

さらに、同棲がうまくいかなかった場合や、一方が転勤・転職・病気などで退去する可能性も視野に入れておくと、家賃設定のリスクを抑えられます。
総務省の家計調査などでも、住居費の負担が家計を圧迫すると他の支出を削らざるを得ない傾向が示されており、片方の収入だけでも一定期間は家賃を支払える水準にしておくと安心度が高まります。
理想としては、どちらか一方の手取り収入のおおむね3割以内で家賃が収まるかを目安に検討し、ボーナスや不確実な収入をあてにしない前提で考えることが重要です。
万一の場面を先に想定しておくことで、同棲生活の途中で急に負担が重くなる事態を避けやすくなります。

確認項目 重視する例 妥協しやすい例
将来の収入や働き方 転職や出産の予定 残業代や賞与収入
立地や利便性の条件 通勤時間や最寄り駅 駅からの徒歩分数
住まいの広さや設備 必要な部屋数や収納 最新の設備や内装
万一の支払い余力 片方の収入での上限 一時的な貯金の取り崩し

家賃負担の割合とお金のルールを決めてから物件を探す

同棲を始める前に、まず家賃をどのように分担するかを話し合っておくことが大切です。
一般的には家賃を折半する方法と、双方の手取り収入に応じて割合を決める方法があります。
折半は分かりやすい反面、収入差が大きいと片方の負担感が強くなるおそれがあります。
一方で収入比で按分する方法は公平感を得やすい一方、計算や管理にひと手間かかる点を押さえておく必要があります。

次に、家賃以外の生活費をどのように分けるかを整理しておくことが重要です。
光熱費や通信費、食費、日用品費などは共通支出となることが多いため、どちらがどの費目を負担するか、あるいは共通口座に決まった金額を入れるかといった仕組みを決めておきます。
さらに、毎月の貯蓄や将来の大きな出費に備える積立をどのような名目と割合で行うかも話し合っておくと安心です。
このように費目ごとに役割分担を明確にしておくことで、後から不公平感が生じにくくなります。

家賃の目安と負担割合が固まってから賃貸物件を探すことで、候補を効率的に絞り込めるようになります。
あらかじめ「上限家賃」「共益費を含めた総額」「更新料の有無」などの金額条件を共有しておくと、内見の際にも比較しやすくなります。
また、同棲前に話し合う項目としては、家賃の支払方法や口座名義、生活費の支払担当、貯蓄のルール、急な出費が発生した場合の負担方法などがあります。
これらを事前にすり合わせておくことで、入居後の金銭トラブルを防ぎ、安心して新生活を始めやすくなります。

事前に決める項目 主な内容 決める目的
家賃負担の割合 折半か収入比例か 負担感の偏り防止
生活費の分担方法 費目別担当や共通口座 支払漏れや不満防止
貯蓄と緊急時対応 毎月の貯蓄額と臨時費 将来の備えと安心確保

まとめ

同棲の家賃は「今払える金額」ではなく「無理なく続けられる金額」で決めることが大切です。
目安は手取り収入の約1/4~1/3以内に家賃を収め、毎月の生活費や将来の変化も含めて考えましょう。
さらに、初期費用と貯金額のバランス、万一どちらかの収入が減った場合でも払えるかも重要なチェックポイントです。
当社では、おふたりの収入状況やライフプランを丁寧にお伺いし、安心して同棲を始められる家賃目安と物件探しをサポートします。
同棲の予算や家賃の相談だけでも歓迎ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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